栄一が普段考えていること

一、自らの栄達

一、国家社会、人のために働く

一、国家社会、人のためにできるかぎり善行を植え付ける

一、世の中の進歩を図っていく

二の次にしていること
・自分の財産
・自らの地位
・自分の子孫の繁栄

栄一カエル
実業を志すみなさん、是非とも私の行いを見習って、
各々の得意なところで事業に励んでください。
これが私の願いです。

でもね、栄一さん、いい奴と悪い奴の区別をつけずに話を聞いてやったり、お金を出してやったりしてるのはどういうことなの~♪

栄一カエル
カラスくん、いい質問です。
「渋沢栄一は清濁併せ呑む主義だ」とよく誤解されているのでお答えしましょう。
まずね、私は相手を選ばず、誰とでも会うことにしています。
でもね、その人の希望を叶えてあげるかどうかは、来訪者の希望が「道理」にかなっていると思える場合だけです。

もうちょっと具体的に教えてほしいです♪

栄一カエル
分かりました。
ダメな場合はこういう場合です。
ダメな場合
・見ず知らずなのに、生活費を貸してくれと申し込んでくる人。
・親がお金を持っていないので、何年間か援助して欲しいといってくる人。
・かくかくの新発明の事業がうまくいくまで助けて欲しいといってくる人。
・これこれの商売をしたいので、資本を入れてくれといってくるひと。

僕なら「道理」より同情でお金を貸してしまいそう……
反対にどんな時なら協力してあげるのですか?

栄一カエル
それはその事業内容が国家社会のためである場合とかですね。
結果的に社会の発展に役に立つかどうかという先の先を判断しているわけです。
よく言うでしょ、
「動機は不純だが、目的(やろうとしていること)は悪くない」って。

栄一さんはダメな奴を助けてしまうことはないのかな?

栄一カエル
いえいえ、たまにはありますよ。
でもね、悪人が悪人で終わるとも限らないし、善人がよいままで終わるわけでもないですからね。
「道理」が通っていたら、最初から悪人(自分の利益しか考えていない奴)と分かっていても
世話をしてあげることもあるんですよ。

ひゃー、なんだそれは~。

「道理」むずかしすぎ・・・・・・。

小学生でも分かる『論語と算盤(ろんごとそろばん)』次のお話

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