栄一カエル
孔子の教えを信じている学者さんたちが、
なんと!
孔子の教えを思い違いしていました。

思い違い?!

えっ、どういうこと?

栄一カエル
話を続けます。
なかでも、「富と地位」「経済活動」については、
まったくの思い違いをしていました。
「江戸時代のえらい学者さん」イメージ図
道徳や思いやりの政治と
商売をして地位やお金を得ることとは
のようなものであり、
一緒にしてはいけないのである。
 

栄一カエル
はっきり言って、
この解釈が間違いだったのです。
孔子はそんなことは言っていません。
ただ、孔子の説明は分かりにくかったのです。

分かりにくかったのに栄一さんはどうして分かったの?

栄一カエル
私は自分で『論語』をはしからはしまで読んでみて、
「道徳」と「経済活動」が両立しない
と書いてある所を一つも見つけることができませんでした。
むしろ、孔子は経済活動のあり方について語っていました。
ただ、孔子は例をたくさん上げて語ってくれるタイプではなかったのです。
だから、どうしても思い違いをする人が出てしまうのです。

栄一さんは読解力が優れてるんすね~。

 

 

孔子先生

孔子の教え その1
人間であるからには、だれでも富や地位のある生活を手に入れたいものだ。
だが、まっとうな生き方をして手に入れたものでないなら、しがみつくべきではない。
逆に貧しい生活は、誰もが嫌うところだ。
だが、まっとうな生き方をしているならば、貧しいとしても無理に這い上がろうとしてはいけない。
孔子の教え その2
富が追及に値するほどの値打ちがあるなら、
どんな種類の仕事をしていたとしても、それを追求しよう。
だが、それほどの値打ちがないなら
わたしは自分の好きな道を進みたい。

ぼくにはよく意味が分からないです。

栄一カエル
では、かいつまんで言いかえましょう。
孔子は、あくまでも「富や地位」にのめりこみすぎるのはよくないと言っているだけです。
もし、正しい道理をふんで「富や地位」を手にしたのなら何の問題もないと言っています。
また、正しい道理をふんでいるのなら、どんな仕事でもよいと言っています。

小学生でも分かる『論語と算盤(ろんごとそろばん)』次のお話

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