第4章 「『経済活動』と『富と地位』を、孔子はどう考えていたか」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第4章 仁義と富貴 その2】 栄一カエル 孔子の教えを信じている学者さんたちが、 なんと! 孔子の教えを思い違いしていました。 思い違い?! えっ、どういうこと? 栄一カエル 話を続けます。 なかでも、「富と地位」と「経済活動」については、 まったくの思い違いをしていました。 「江戸時代のえらい学者さん」イメージ図 道徳や思いやりの政治と 商売をし...
第4章 「本当に正しく経済活動を行う方法」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第4章 仁義と富貴 その1】 栄一カエル みんなが大いに働いて世の中に物がたくさん行き渡っています。 もし、このみんなが自分のもうけのことしか考えず、「他はどうなってもいいや」と考えているとしたらどうなるでしょう。 「他はどうなってもいいや」のイメージ図 お金もうけを目的に働くとはけしからん。 社会のためになる道徳こそ大事にすべきだ!! 社長や社員...
第3章 「正しい立場に近づき、間違った立場から遠ざかる道」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第3章 常識と習慣 その6】 お母さんがまた新しいお勉強教材を買ってきたよ。 ぼくんちはお父さんがまた新しいネットビジネスにハマってるよ。 ぼくのお母さんはまた健康サプリの量が増えたよ。 栄一カエル おとなは自分の判断で自由に行動できるので いろいろ買ったり、試したり、新しいビジネスに挑戦したりできるからね。 ここで大切になってくるのが、しっかりと...
第3章 「人生は努力にある」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第3章 常識と習慣 その5】 やっぱりね、勉強、勉強。勉強だよ。成功するには知識が大事。 ただ勉強するだけではだめだ。 今の時代の成り行きを読み解かなければならない。 栄一カエル なるほど、時代の成り行きを知り、よりよい選択や決断をするためには、 知識を積むこと、つまり勉強、学問を修める必要がありますね。 ねこくん、うさぎさん、きみたちはその身につ...
第3章 「親切にみえる不親切」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第3章 常識と習慣 その4】 栄一カエル これからお話することはあるあるな世間の矛盾のお話です。 栄一カエル ここで質問です。 AとB、世間から信用されやすいのはどちらでしょう。 Aのおじさんの裏の顔を知らなければAだな。 Bのおじさんは人が良さそうだけど頼りなさそう。 栄一カエル そうですね、ふるまいで見せかけは作れてしまうものなのです。 どんな...
第3章 「 習慣の感染しやすさと、広まっていく力 」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第 3 章 常識 と習慣 その 3 】 先生!この子ダラダラしてま~す。 うらやましいぞ~♪ 栄一カエル そうですね、これはこの子の日常習慣のように見えますね。 とっても楽しそうです。 ところで、もともと習慣とは、人の普段からの振る舞いが積み重なって、身に染みついたものなんです。 栄一さん、習慣ってどんなものですか? 栄一カエル そうですね、良い習慣を持つと...
第3章 「憎みながらも相手の美点を知る」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第3章 常識と習慣 その2】 栄一が普段考えていること 一、自らの栄達 一、国家社会、人のために働く 一、国家社会、人のためにできるかぎり善行を植え付ける 一、世の中の進歩を図っていく 二の次にしていること ・自分の財産 ・自らの地位 ・自分の子孫の繁栄 栄一カエル 実業を志すみなさん、是非とも私の行いを見習って、 各々の得意なところで事業に励んで...
第3章 「常識とはどのようなものなのか」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第3章 常識と習慣 その1】 栄一カエル はい、ちゅうも~く。 人間社会ではみんな常識が必要なんだよ。 たとえどんなに偉い人でもね。 常識ってなあに? わたしが代わりにお答えします。 常識とは ① 極端(きょくたん)に走らない ② 善悪(ぜんあく)を見分ける ③ プラス面とマイナス面に敏感(びんかん)である。 ④ 言動がかたよっていない。 であると...
第2章 「一生涯に歩むべき道」『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第2章 立志と学問 その6】 栄一カエル 実は私、青年期においては志がしばしば揺れ動いておりました。 お若い人たちの参考になるようにそのお話をしましょう。 実は私、未だに揺れ動いております。 17才(1857年、安政4年) 武士になる! 武士しかない! 武士でなければいかん! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 中国古典、日本外史の猛勉強をするぞ! ↓↓↓↓↓↓↓...
第2章 「社会と学問の関係」『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第2章 立志と学問 その5】 栄一カエル もともと人情には、こんな陥りがちな欠点がある。 ところで、人情(にんじょう)って何ですか~♪ 人情とは ① 人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。 「やすきにつくは人情の常」 ② 人としての情け。他人への思いやり。 「人情の厚い人」「人情家」 人情って、自然体の心っていみと、情けっていみと2通り...