第1章 「士魂商才」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第1章 処世と信条 その2】 士魂商才(しこんしょうさい)って何でしょう? 学問の神様、菅原道真(すがわらのみちざね)さんが何か言っていますね。 菅原道真 これからは「和魂漢才」でいこう。 ※和魂漢才(わこんかんさい)・・・日本独自の精神と中国の学問をあわせ持つこと そして、栄一カエルさんも何か言っているようです。 栄一カエル これからは「士魂商才...
第1章 「『論語』はすべての人に共通する実用的な教訓」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第1章 処世と信条 その3】 栄一 夢が叶った―! 日本は商売がまだまだだからなぁ~。 これから日本のために頑張るぞ! 〈明治6(1873)年―ある日のエピソード〉 栄一 これからは、いよいよわずかな利益をあげながら、社会で生きていかなければならない。 そこでは、どんな志を持つべきなのだろう・・・ 栄一 『論語』いいよね。 『論語』を使いたいなあ。...
第1章 「時期を待つ必要がある」現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【第1章 処世と信条 その4】 『論語』をじっくりと学び直した渋沢さん。 世の中を生きぬく上で、大切なことが2つあるそうです。 栄一カエルさんの言っていることを聞いてみましょう。 〈世の中を生きぬく上で大切なこと〉 栄一カエル 若いうちは、「争いを避けること」ばかりしていてはいかん。 大切なことその1:争いを避けない 信じることを踏みつけにしようと...
はじめに 「渋沢栄一(しぶさわえいいち)という原点」 現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一・守屋淳訳 各章まとめ【はじめに】 会社に出勤するため、いつも通りにJRに乗って日経新聞(にっけいしんぶん)を開いた。 ふと目をやると、社内吊り広告にサッポロビールのうまそうな新製品の宣伝がある。 帰りに買って帰ろうと思いながら、お金をおろすのを忘れていたことに気づき、会社近くのみずほ銀行のATMに寄る。 そういえばもう年末、クリスマスは帝国ホテルで過ご...